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ブログのキーワード選定のやり方|集める・絞る・選ぶの3段階で迷わなくなる

三橋竜彰 公開 / 更新

ブログのキーワード選定のやり方|集める・絞る・選ぶの3段階で迷わなくなる

キーワード選定のやり方がわからなくなるのは、たいてい「1つの作業」だと思っているからです。実際には、候補を集める・意図の重複で絞る・勝算で選ぶという性質の違う3段階が入っています。

この記事では、3段階それぞれで何を判断するのか、個人ブログが手作業でどこまでできるのかを順に説明します。どこで迷っているのかがわかれば、やり直す範囲もそこだけで済みます。

キーワード選定とは、何を決める作業なのか

キーワード選定とは、記事を書く前に「どの検索語に向けて書くか」を決める作業です。書く内容を決める作業とは違います。同じテーマでも、狙う検索語が変わると、読者が知りたいことも、比べられる相手も変わります。

なぜ書く前に決めるのかというと、検索結果の1ページ目に入らなかった記事は、書いた時間に見合うほどは読まれないからです。内容が良いかどうかとは別の話で、そもそも人の目に触れる場所に置けるかどうかが先に決まってしまいます。

そしてキーワード選定は、次の3段階に分かれます。

  1. 集める — 候補になりそうな検索語を、判断せずに出せるだけ出す
  2. 絞る — 検索意図が同じものをまとめ、テーマから外れるものを落とす
  3. 選ぶ — 残った候補のうち、自分のサイトで1ページ目を狙えそうなものを決める

「キーワード選定のやり方がわからない」と感じるとき、この3つのどれかで詰まっています。3段階に分けておくと、詰まった段階だけをやり直せます。

①集める — 候補を出す

最初の段階は、候補を出すことだけに集中します。良し悪しの判断はここでは一切しません。

どこから集めるか

集める先はいくつもありますが、個人ブログで現実的なのは次の5つです。

集める先何が得られるか
ラッコキーワードサジェスト(検索窓の候補)をまとめて一覧できる
キーワードプランナー検索ボリュームの目安と、関連するキーワード
自分で考えた語実際に自分が検索したときの言い回し
競合調査同じジャンルのサイトが記事にしている語
再検索キーワード検索結果の下部に出る「他の人はこちらも検索」

このうち1つだけを使うと、候補が偏ります。サジェストは実際に検索されている語が拾えますが、言い回しが機械的です。自分で考えた語は自然ですが、思いつく範囲を超えません。2つ以上を組み合わせると、抜けが減ります。

集める段階では絞らない

ここで「これは競合が強そうだからやめておこう」と考え始めると、手が止まります。強いかどうかを確かめるのは3番目の段階の仕事で、この時点では判断材料がそろっていません。

数十から数百の候補が並んだ状態を、いったん作ってしまうのが目標です。多すぎると感じても構いません。次の段階で減ります。

②絞る — 検索意図と重複で候補を落とす

集めた候補は、そのままでは記事の計画になりません。ここで2つの観点から減らします。

同じ意図のものはまとめる

「キーワード選定 やり方」と「キーワード選定 方法」は、文字は違いますが、検索した人が知りたいことはほぼ同じです。こういう語は1本の記事でまとめて受けます。

同じ意図のキーワードを別々の記事にすると、自分の記事同士が同じ検索結果の枠を取り合うことになります。どちらも中途半端な順位で止まりやすく、書いた本数のわりに成果が出ません。

同じ意図かどうかを迷ったら、その2語で実際に検索してみて、出てくるページが重なっているかを見ます。上位の顔ぶれがほとんど同じなら、Googleは同じ意図と見ています。

テーマから外れるものを落とす

集める段階では関連語が広く出ます。自分のサイトが扱っていないテーマの語は、ここで落とします。書けたとしても、サイト全体で何のサイトなのかがぼやけます。

検索数だけで機械的に切らない

「検索ボリュームが少ないから除外」という切り方を、この段階でやってしまうのはもったいない判断です。検索数が少ない語は競合も少ないことが多く、個人ブログにとってはむしろ入り込みやすい場所です。

検索ボリュームの調べ方と、表示される数字の読み方は検索ボリュームの調べ方で詳しく説明しています。複数語がつながった長い検索語をどう選ぶかはロングテールキーワードの選び方で扱っています。

③選ぶ — 勝算で決める

残った候補から、実際に書くものを決めます。ここが最後で、いちばん差がつく段階です。

「書けるか」ではなく「1ページ目に入れるか」で選ぶ

書けるかどうかで選ぶと、書きやすい語ばかりが残ります。判断すべきなのは、その検索結果に自分のサイトが入り込む余地があるかどうかです。

上位10件を1件ずつ見る

余地があるかどうかは、実際の検索結果を見ないとわかりません。候補の語で検索して、上位10件を1件ずつ開き、次のような点を確かめます。

  • 上位に並んでいるのは、ブログ記事か、公式サイトや商品ページか
  • 記事が1本も入っていない検索ではないか
  • 更新が止まっているページや、内容の薄いページが混じっていないか
  • 特にクリックが集まる上位3件が、どんなサイトで占められているか
  • 知恵袋やnoteのような投稿サイトが入っていないか

手作業でやると、どれくらいの手間になるか

この確認は、1キーワードあたり10ページを開くことになります。10キーワード分を確かめるなら100ページです。候補が50語あれば500ページ分で、これを毎回の記事作成の前にやることになります。

手作業でやりきれる範囲を超えたときの選択肢は2つです。確かめる候補の数を減らすか、確かめる作業自体を道具に任せるかです。運営者が開発しているカテルキーワードは後者のための道具で、貼り付けたキーワードごとに上位10件を取得し、あなたのサイトの強さと比べた見込みを返します。見ているのは、自分で開いて確かめるときと同じ場所です。どちらを選んでも構いません。

3段階でよくあるつまずき

キーワード選定のコツというより、つまずきやすい場所を先に知っておくほうが実用的です。

集める段階で絞ってしまう。 候補を出しながら良し悪しを考えると、手が止まります。出す作業と判断する作業は分けます。

1記事に複数の意図を詰める。 「やり方」と「おすすめツール」を1本に入れると、どちらの検索にも中途半端になります。意図が2つあるなら記事も2本です。

検索数だけで決める。 数字は選定の材料の1つで、それだけで決められるものではありません。関連して、キーワード難易度の調べ方と限界で、難易度スコアで決められる範囲と決められない範囲を整理しています。

決めた後に見直さない。 検索結果は入れ替わります。半年前に「勝てない」と判断した語が、いまは空いていることもあります。

書く前に1ページ目に入れるかどうかを見積もる考え方は、検索1ページ目に入れるかを書く前に知る方法でさらに詳しく扱っています。

選定のあと — 記事を書く工程へ

キーワードが決まったら、次は記事を書く工程です。構成の作り方や、AIを使った記事制作の実践については、同じ運営者が運営するヒトリデニで扱っています。

公開したあとにどう読まれたかを見て、どの記事を直すかを判断する話は、週報AIのほうがくわしいです。

書く前・書く・書いた後で見るものは違います。この記事の範囲は「書く前」までです。

検索とAIの関係が変わっても、どの検索語に向けて書くかを決める工程はなくなりません。その話は「SEOはオワコン」と言われる時代のキーワード選定で扱っています。

よくある質問

キーワード選定にはどのくらい時間をかけるべきですか。

記事1本あたりの目安を決めるより、3段階のどこに時間がかかっているかを見るほうが実用的です。多くの場合、時間がかかっているのは③選ぶ段階の確認作業です。集める・絞るは慣れると短くなりますが、上位10件を1件ずつ見る作業は候補の数に比例して増えます。

検索ボリュームが少ないキーワードは避けるべきですか。

避ける必要はありません。検索数が少ない語は競合も少ないことが多く、個人ブログが1ページ目に入りやすい場所です。判断は検索数の多少ではなく、その検索結果に入り込む余地があるかどうかで行います。

キーワード難易度のスコアだけで決めてよいですか。

スコアだけでは決められません。一般的な難易度スコアは「多くのサイトにとっての難しさ」を表すもので、あなたのサイトにとっての難しさではありません。同じ語でも、サイトの強さによって狙えるかどうかは変わります。

何本ぶんのキーワードをまとめて選定すればよいですか。

1本ずつ選ぶより、まとめて選ぶほうが効率的です。同じテーマの候補を並べて比べると、意図の重複に気づきやすく、記事同士が競合する組み合わせを避けられます。

集めたキーワードリストを貼るだけで、検索上位10件とあなたのサイトを比較し、1ページ目に入れる可能性(勝算度)を◎○△×で判定します。

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