カテルキーワード

キーワード選定のやり方 — 候補を集めてから、書く語を決めるまでの7ステップ

「キーワード選定が大事」とは聞くけれど、何をどの順番でやればいいのかは、意外と誰も教えてくれません。

このページは、ブログのキーワード選定を初めてやる方、やり方を知らないまま記事を書いてきた方のために、候補を集めるところから「書く語」を決めるところまでを7つのステップで説明します。

カテルキーワードはこの手順の中で、集めた候補を整理し、勝算を調べ、振り分ける場面で使います。候補を集めるのは別のツール、選ぶのがカテルキーワードという分担です。

読み終えると、手元にある候補リストをどう絞ればいいかがわかり、次に書く記事を迷わず決められるようになります。

なぜキーワード選定が必要なのか

キーワード選定をした場合としない場合とでは、同じ50記事を書いたとしても、その後のアクセス数が大きく異なります。

ブログのアクセスは、記事が検索結果の1ページ目に入るかどうかでほぼ決まります。2ページ目以降に置かれた記事は、どれだけ丁寧に書いても読まれません。

そして、検索結果の1ページ目に入れるかどうかは、書き始める前の段階でかなり見当がつきます。競合が大手企業ばかりのキーワードに個人のブログで挑んでも、上位に入る見込みはほとんどありません。逆に、上位が個人サイトや投稿サイトで埋まっているキーワードなら、同じ労力で1ページ目に届く可能性が高くなります。

勝てる見込みのないキーワードで50記事書くのと、勝算のあるキーワードで50記事書くのとでは、半年後のアクセス数が大きく変わります。1記事にかける時間と労力は同じです。だからこそ、書く前に「自分のサイトでも勝算のある語」を見つけ出しておく作業が、ブログ運営でいちばん割に合う工程になります。

全体の流れ(7ステップ)

キーワード選定は「集める → 減らす → 調べる → 決める」の順に進めます。

ステップやること使うもの
1書くカテゴリを決める自分のサイトの方針
2候補を集めるキーワードツール(サジェスト・検索数)
3候補をカテルキーワードに取り込むカテルキーワード(登録なしで可)
4書かない語を除外するカテルキーワード(登録なしで可)
5勝算調査を行うカテルキーワード(クレジット)
6採用・保留・不採用に振り分けるカテルキーワード(判定結果)
7採用した語から書く執筆環境

ステップ1〜2はカテルキーワードの外で行い、ステップ3〜6がカテルキーワードの中の作業です。以下、順に説明します。

ステップ1 書くカテゴリを決める

最初に決めるのは個別のキーワードではなく、どのカテゴリの記事を増やすかです。

ブログは、ばらばらのテーマを1本ずつ書くより、ひとつのカテゴリにまとまった記事群があるほうが評価されやすくなります。たとえばiPhone修理のブログなら、「iPhone 修理」「iPhone 買取」のようにカテゴリの軸になる語を先に決め、そのカテゴリの中で候補を集めます。

カテゴリは1回にひとつで構いません。ひとつのカテゴリの選定を最後まで終えてから次に移るほうが、途中で迷子になりません。

ステップ2 候補を集める

候補は自分の頭で考えず、ツールで機械的に集めます。

軸になる語が決まったら、その語に続けて検索されているキーワード(サジェストキーワード)を取得します。ラッコキーワードやGoogleキーワードプランナーのようなツールで、軸の語を入力すると関連する語が一覧で出てきます。この時点では候補が数百〜千件あって構いません。この段階で「これは書けそう」「これは無理」と考え始めると手が止まるので、まずは網羅を優先します。

もうひとつの集め方として、同じジャンルで自分より少し規模の大きい競合サイトが、どのキーワードで上位に入っているかを調べる方法があります。競合サイトの流入キーワードを調べられるSEOツールを使うと、そのサイトが上位に入っている語の一覧が取得できます。個人サイトが上位に入れている語は、自分のサイトでも勝算のある候補になりやすいので、サジェストとあわせて候補に加えておきます。競合サイトの見方そのものは別記事で扱います。

集めた候補は、CSVで書き出すか、一覧をコピーしておきます。

ステップ3 候補をカテルキーワードに取り込む

集めた候補は、CSVの取り込みか貼り付けで、そのままカテルキーワードに入れます。

ラッコキーワードとGoogleキーワードプランナーのCSVは、そのまま取り込めます。一覧をコピーして貼り付けても構いません。取り込みのとき、重複している語と表記ゆれは自動でまとめられるので、複数の集め方で集めた候補を重ねて入れても整理の手間はかかりません。

取り込みはアカウント登録なしで使えます。取り込んだ候補は、登録前はブラウザの中だけに保存されるので、ブラウザのデータを消したり端末を変えたりすると消えます。アカウント登録しておくと候補はアカウントに保存され、作業を中断しても次回は途中から再開できます。候補が数百件ある選定は一度では終わらないことが多いので、取り込みの時点で登録しておくと安心です。

ステップ4 書かない語を除外する

勝算を調べる前に、そもそも書かない語を先に減らします。

数百件の候補すべてを調べる必要はありません。取り込んだ一覧を見ながら、次のような語をどんどん除外していきます。

  • 自分のサイトの方針に合わない語(扱わない機種、扱わない地域、扱わない商品など)
  • 検索数がほぼない語
  • 意味が重なっていて、どちらか一方を書けば足りる語

除外はアカウント登録なしで使えます。除外した語は消えるのではなく「除外」の箱に移るだけなので、あとから戻せます。登録前に作れるリストは1つですが、登録するとカテゴリごとにリストを分けて保存できるので、複数のカテゴリを並行して進めるときも混ざりません。

検索数の欄が空のまま取り込んだ場合は、アカウント登録のうえ1クレジットで最大1,000件まで検索数を取得できます。検索数で除外の判断をしたいときに使ってください。

ここまでで候補が半分以下になっていれば十分です。

ステップ5 勝算調査を行う

残った候補について、自分のサイトを基準にした勝算を調べます。

勝算調査は、候補の語で実際に検索したときの上位10件を1語ずつ確認し、上位に並んでいるサイトと自分のサイトを比べて、1ページ目に入れる可能性を勝算度として数値にします。

勝算度とは、あなたのサイトが検索結果の1ページ目(上位10件)に入れる可能性を表した数値です。

勝算調査は2クレジットで50件まで、一度に最大100件まで調べられます。判定の基準になるのは調査対象のリストに設定した自分のサイトのドメインなので、複数のサイトを運営している場合はリストごとにドメインを分けてください。

勝算調査にはアカウント登録が必要です。登録すると特典3クレジットが付くので、まずは50件ほど調べて結果の見方に慣れるのがおすすめです。

判定に使っている材料と使っていない材料は、勝算度とはで公開しています。検索数や自分のサイトの現在の順位は判定に使っていません。

ステップ6 採用・保留・不採用に振り分ける

判定結果を見ながら、書く語と書かない語を自分で決めます。

勝算調査の結果は、勝算度(0〜100)と4段階の記号で表示されます。

記号勝算度意味
85以上勝算大
70〜84勝算あり
40〜69互角
×39以下勝算低い

振り分けの目安は次のとおりです。

  • ◎と○ は採用の第一候補です。ここから書き始めます
  • は迷う帯です。記事の内容で差をつけられる自信があれば採用、なければ保留にします
  • × は基本的に不採用です。ただし次の節で説明する例外があります

判定は点数だけを見て決めるものではありません。結果画面には、上位10件それぞれのドメイン評価(DA)と、上位の中で内容が薄いページ(上位の弱点)が一緒に表示されます。「上位に投稿サイトが多い語」「上位のドメイン評価が自分のサイトに近い語」といった条件で絞り込むこともできるので、同じ○でも、どこに弱点があるかを見て優先順位を付けてください。

すぐに判断がつかない語は「保留」に入れておけば、あとから落ち着いて考えられます。振り分けは何度でもやり直せるので、最初から完璧に決めようとしなくて大丈夫です。

判定の点数は参考であり、最終的にどの語を書くかはあなたの判断です。

ステップ7 採用した語から書く

「採用」に残った語は、あなたのサイトでも1ページ目を狙える語が大半になっているはずです。

あとは採用の語から順に記事を書いていきます。勝算のある語だけで記事を積み上げていけば、書いたのに読まれない記事が減り、同じ時間と労力でアクセスが積み上がっていきます。

書く順番に迷うときは、◎から着手するのがいちばん簡単です。カテゴリの記事が増えてきたら、ステップ1に戻って次のカテゴリの選定に進みます。

記事の書き方そのものは、このページでは扱いません。

例外:勝算に関係なく作るページ

収益につながるページと、サイトの土台になるページは、勝算が低くても例外なく用意します。

ここまでの手順で「×は書かない」としてきましたが、例外が2種類あります。

1. 申し込みや購入に直結するページ(収益記事)

商品の申し込みや購入、問い合わせに直結するキーワードです。

こうした語は競合が強く、個人のブログやドメイン評価の低いサイトでは上位に入るのが難しいのが普通です。勝算調査をすれば、たいてい×か△になります。それでも、このページ(収益記事、キラーページとも呼ばれます)がサイトに存在しなければ、どれだけアクセスを集めても申し込みや購入にはつながりません。

考え方はこうです。

  1. 勝算のある語で集客記事を書き、アクセスを集める
  2. 集客記事から内部リンクで収益記事に読者を送る
  3. 収益記事で申し込みや購入につなげる

つまり、収益記事は「検索で上位を取る」ためではなく「集客記事から送られてきた読者を受け止める」ために作ります。勝算調査で×が出ても、申し込みや購入に直結する語なら不採用にせず、収益記事として別枠で用意してください。

2. サイトの土台になるページ

もうひとつは、検索からの流入が見込めなくても、サイトに来た読者の益になるページです。サイトのコンセプト上、これがなければ読者の疑問に答えきれない、というページがこれにあたります。たとえば、記事を読んだ読者が次に知りたくなる基本の解説や、サイト全体で何を扱っているかがわかるページです。

こうしたページは、検索で上位を取れなくても、すでにサイトに来ている読者の役に立ちます。サイトのコンセプトとして必要なら、勝算に関係なく書いてください。勝算調査は「検索から人を呼べるか」を調べる道具であって、「サイトに要るか」を決める道具ではありません。

この先の話

採用した語をどの順番で、どうまとめて書くかは、トピッククラスター設計という別の話になります。

このページで扱ったのは「どの語を書くか」を決めるところまでです。採用した語をグループにまとめ、記事同士をどうつなぐかについては、キーワードのグルーピングで解説しています。

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勝算度は分析時点の検索結果に基づく推定であり、検索順位の上昇を保証するものではありません。