キーワード難易度の調べ方と限界|「自分のサイトで勝てるか」まで見る方法

キーワード難易度は、便利な指標です。候補を並べ替えるところまでは、これ1つで足ります。
ただし、スコアが低いのに上位に入れない、逆にスコアが高いのに入れた、という食い違いは普通に起こります。原因は指標の精度ではなく、スコアが「誰にとっての難しさか」を持っていないことにあります。
この記事では、キーワード難易度の調べ方を確認したうえで、スコアで決められる範囲と決められない範囲を切り分け、自分のサイト基準で見るにはどうするかまでを扱います。
キーワード難易度とは
キーワード難易度とは、そのキーワードで検索上位に入るのがどれくらい難しいかを数値にした指標です。「SEO難易度」と呼ばれることもあります。多くのツールが0〜100の範囲で表示し、数値が大きいほど難しいという読み方をします。
注意したいのは、この数値に業界共通の定義がないことです。ツールごとに、何を材料にして、どう計算するかが違います。別のツールで同じキーワードを調べると、数値が10も20も違うことがあります。ツールをまたいで数値を比べることには、あまり意味がありません。
難易度スコアの調べ方
難易度スコアを表示するSEOツールは複数あり、無料で一定数まで見られるものもあります。使い方はどれもおおむね同じです。
- キーワードを入力する、またはリストを貼り付ける
- 難易度(Difficulty / SEO難易度 などの列)を確認する
- 検索ボリュームと並べて、候補を並べ替える
検索ボリュームのほうの調べ方は検索ボリュームの調べ方にまとめています。難易度と検索数は別々の指標なので、両方そろえてから並べ替えると候補の全体像がつかめます。
スコアの限界
ここからが本題です。難易度スコアには、構造的に入っていない情報が3つあります。
1. 「誰にとって」の難しさかが入っていない
難易度スコアは、そのキーワードで上位を取っているサイトの強さから計算されます。つまり表しているのは、平均的なサイトにとっての難しさです。あなたのサイトの強さは計算に入っていません。
同じスコア30のキーワードでも、運営歴の長いサイトなら余裕で入れる一方、始めたばかりのサイトでは届かない、ということが起こります。逆もあります。スコアが50でも、上位に自分と同程度のサイトが並んでいれば、狙う価値があります。
難易度スコアは候補を並べ替えるための共通のものさしであって、自分が勝てるかどうかの答えではありません。2. 上位の中身の差が消えている
スコアは1つの数値に圧縮されるので、上位10件の中身は見えなくなります。ところが実際の判断に効くのは、その中身のほうです。
- 上位に並んでいるのは記事か、それとも公式サイトや商品ページか
- 記事が1本も入っていない検索ではないか(そこに記事を出しても土俵が違う)
- 更新が止まったページや、内容の薄いページが混じっていないか
- 特にクリックが集まる上位3件が、どんなサイトで占められているか
- 知恵袋やnoteのような投稿サイトが入っていないか
同じスコアでも、上位が公式サイトばかりの検索と、個人の記事が数本混じっている検索とでは、狙えるかどうかがまったく違います。
3. 検索意図の違いが入っていない
そのキーワードで検索する人が何を求めているかは、スコアには表れません。買いたい人が集まる検索と、調べたい人が集まる検索では、必要な記事の形が変わります。スコアが同じでも、自分のサイトで応えられる検索かどうかは別に考える必要があります。
自分のサイトで勝てるかまで見るには
限界がわかったところで、ではどうするか。答えは単純で、スコアで並べ替えたあと、上位10件を実際に見ることです。
見るのは「自分のサイトとの比較」
上位10件を開いたら、次の観点で自分のサイトと比べます。
| 見るもの | 何を判断するか |
|---|---|
| サイトの強さ | 上位サイトと自分のサイトのDA(Moz Domain Authority)を比べる |
| ページの種類 | サイト単位ではなくページ単位で、記事なのか公式ページなのかを見る |
| 記事が入る余地 | 上位が公式サイトや商品ページで埋まっていないか |
| 弱いページの有無 | 更新が止まった記事や内容の薄い記事が上位にいるか |
| 上位3件の顔ぶれ | 特にクリックが集まる位置に入り込む余地があるか |
| 指名検索かどうか | 他社の会社名・サービス名そのものの検索は、その会社が勝つ土俵 |
| 投稿サイトの扱い | 知恵袋やnoteはサイト全体が強くても、投稿1本ごとの内容で競う |
サイトの強さを比べるところが要です。DAは自分のサイトについても調べられるので、上位10サイトのDAと自分のDAを並べれば、届きそうな相手がいるかどうかが見えます。競合の強さの調べ方そのものは別の記事で詳しく扱います。
判定はその日の検索結果に基づく
もう1つ大事なのが、この判断は確かめた日の検索結果に基づくということです。検索結果は日々入れ替わるので、半年前の判断は今は当てはまりません。書く直前に確かめ直すことをおすすめします。
手作業と、道具に任せる場合
ここまでの確認を1キーワードずつ手でやると、1語あたり10ページを開くことになります。候補が50語なら500ページです。難易度スコアが便利に見えるのは、この手間を1つの数値で省いてくれるからですが、省いた結果として上で挙げた3つが抜け落ちています。
カテルキーワードは、この抜け落ちた部分のほうを引き受ける道具です。貼り付けたキーワードごとに検索結果の上位10件を1件ずつ実査して、あなたのサイトが1ページ目に入れる見込みを判定します。結果は勝算度(0〜100)と、◎○△×の4段階の判定記号で返ります。「上位の弱点」を開くと、判定の根拠になった上位10件とそれぞれのDAが表として出ます。
見ている場所は、上の表と同じです。手で確かめる方法をなくす道具ではなく、同じ確認を件数分まとめて行うためのものだと考えてください。候補が少ないうちは、手作業のほうが早いこともあります。
書く前に1ページ目を狙えるかどうかを見積もる手順は検索1ページ目に入れるかを書く前に知る方法で、選定全体の流れはブログのキーワード選定のやり方でまとめています。
よくある質問
キーワード難易度はいくつ以下なら狙えますか。
共通の目安はありません。難易度スコアは平均的なサイトにとっての難しさを表すもので、あなたのサイトの強さは計算に入っていないためです。同じ数値でも、上位10件の顔ぶれと自分のサイトの強さによって、狙えるかどうかは変わります。
ツールによって難易度の数値が違うのはなぜですか。
難易度スコアに業界共通の定義がなく、何を材料にどう計算するかがツールごとに違うためです。ツールをまたいで数値を比べるより、1つのツールの中で候補同士を比較するほうが、判断としては安定します。
難易度スコアが表示されないキーワードは避けるべきですか。
避ける必要はありません。スコアが出ないのはデータが足りないという意味で、難しいという意味でも簡単という意味でもありません。まとめて除外すると、競合の少ないキーワードを丸ごと捨てることになります。
難易度を確認したあと、どのくらいの頻度で見直せばよいですか。
書く直前に確かめ直すことをおすすめします。検索結果は日々入れ替わるため、以前に「勝てない」と判断した検索が、いまは空いていることがあります。判断はいつも、確かめた日の検索結果に基づくものです。
集めたキーワードリストを貼るだけで、検索上位10件とあなたのサイトを比較し、1ページ目に入れる可能性(勝算度)を◎○△×で判定します。
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