キーワードのグルーピング|1本にまとめる語と、分ける語の見分け方

キーワードを集めると、似た語がいくつも並びます。「キーワード選定 やり方」「キーワード選定 方法」「キーワード選定 手順」。これを何本の記事にするかを決める作業が、グルーピングです。
判断を誤ると、書いた本数のわりに成果が出ないという状態になります。分けすぎれば自分の記事同士で同じ枠を取り合い、まとめすぎれば1本が何の記事か分からなくなります。この記事では、まとめる語と分ける語の見分け方を扱います。
グルーピングとは、記事の本数を決める作業
グルーピングは、検索意図が同じキーワードをひとまとめにして、1本の記事で受けると決める作業です。
100語集まったからといって100本書くわけではありません。100語が30グループに整理できるなら、書くのは30本です。集めた語の数ではなく、グループの数が記事の本数になります。
この作業は、集める・絞る・選ぶの3段階でいえば「絞る」の中心にあたります。全体の流れはブログのキーワード選定のやり方にまとめてあります。
見分け方は、上位10件が重なるかどうか
「意図が同じかどうか」は、読んだ印象では決まりません。判定できる方法がひとつあります。
その2語で実際に検索して、上位に出てくるページを見比べてください。
- 顔ぶれがほとんど同じ → 検索エンジンは同じ意図として扱っている → まとめる
- 顔ぶれが半分も重ならない → 別の意図として扱われている → 分ける
たとえば「キーワード選定 やり方」と「キーワード選定 方法」は、上位がほぼ同じ顔ぶれになります。これは1本で受けます。一方「キーワード選定 やり方」と「キーワード選定 ツール」は、前者に解説記事、後者にツール比較記事が並びます。これは分けます。
判定の目安としては、上位10件のうち3件以上が同じページなら同じ意図に寄っていると見ておくと、迷いが減ります。上位10件の見方は検索1ページ目に入れるかを書く前に知る方法で扱っています。
分けすぎると、自分の記事同士がぶつかる
意図が同じ語を別々の記事にすると、検索結果の同じ枠を自分の記事2本で取り合うことになります。これがカニバリゼーション、日本語では共食いと呼ばれる状態です。
起きることは3つです。
- どちらも中途半端な順位で止まる:本来1本に集まるはずだった評価が2つに割れます
- どちらが表示されるか安定しない:検索するたびに出るページが入れ替わります
- 内部リンクが分散する:他の記事からのリンクが2箇所に散り、どちらも強くなりません
起きてしまったときの直し方
すでに公開したあとで気づいた場合の対処です。上から順に検討してください。
1. 片方に統合する
内容を1本にまとめ、もう片方は削除して統合先へ転送します。評価も1本に集まります。手間はかかりますが、これが本筋です。
2. 片方の狙いをずらす
両方に価値のある内容があるなら、片方の切り口を変えて別の意図に寄せます。たとえば一方を「やり方」、もう一方を「よくある失敗」に振り分けます。タイトルと見出しを書き換えるだけでは不十分で、中身が実際に別の疑問に答えている必要があります。
3. どちらを主にするか決めて、リンクを寄せる
統合まではしないが順位を1本に寄せたい場合、主にするほうへ内部リンクを集め、従のほうから主へリンクします。効き方は緩やかです。
まとめすぎにも限度がある
逆方向の失敗も書いておきます。「意図が近いから」と広く束ねすぎると、1本が長大になり、結局どの検索に対しても中途半端になります。
分ける目安は、見出しレベルで扱いきれるかです。ある語について書くことが見出し1つで収まるなら同じ記事に入れます。見出しが3つも4つも必要なら、それは独立した記事になります。
語を長くして具体性を上げていく考え方はロングテールキーワードの選び方で扱っています。
グループを決めたあとに残る判断
グルーピングが終わると、書くべき記事のリストができます。ただしこの時点で決まっているのは何本書くかであって、どれから書くかではありません。
グループの中には、上位が強いサイトで埋まっていて、書いても届かないものが混ざっています。ここを見ずに検索数の多い順に着手すると、勝てない場所から書き始めることになります。
運営者が開発しているカテルキーワードは、この判断だけを担当する道具です。グループの代表語を貼り付けると、語ごとに検索結果の上位10件を取得し、あなたのサイトの強さと比べて勝算度を返します。判定に使っているのは実際の検索結果で、検索数は見ていません。
グルーピングそのものは、この道具ではなくあなたの手で行う作業です。上位の重なりを見る判定は、この記事の手順どおりに検索すれば確かめられます。
よくある質問
キーワードのグルーピングとは何ですか。
検索意図が同じキーワードをひとまとめにして、1本の記事で受けると決める作業です。集めた語の数ではなくグループの数が記事の本数になります。100語が30グループに整理できるなら、書くのは30本です。
同じ意図かどうかはどう判断しますか。
その2語で実際に検索して、上位に出てくるページを見比べてください。顔ぶれがほとんど同じなら検索エンジンは同じ意図として扱っているのでまとめます。半分も重ならないなら分けます。言葉が似ているかではなく、検索結果が似ているかで判断します。
キーワードのカニバリゼーションとは何ですか。
意図が同じ語を別々の記事にしたために、検索結果の同じ枠を自分の記事同士で取り合う状態です。どちらも中途半端な順位で止まる、表示されるページが安定しない、内部リンクが分散するという3つが起きます。
カニバリゼーションが起きたらどう直しますか。
片方に統合して転送するのが本筋です。両方に価値があるなら片方の切り口を変えて別の意図に寄せますが、タイトルの書き換えだけでは足りず中身が実際に別の疑問に答えている必要があります。統合まではしない場合、主にするほうへ内部リンクを寄せる方法もありますが効き方は緩やかです。
まとめすぎるとどうなりますか。
1本が長大になり、どの検索に対しても中途半端になります。分ける目安は見出しレベルで扱いきれるかどうかです。ある語について書くことが見出し1つで収まるなら同じ記事に入れ、見出しが3つも4つも必要なら独立した記事にします。
集めたキーワードリストを貼るだけで、検索上位10件とあなたのサイトを比較し、1ページ目に入れる可能性(勝算度)を◎○△×で判定します。
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