先に結論を書きます。SEOに必要な記事数は、あなたのテーマで狙えるキーワードのグループ数で決まります。「まず30記事」「100記事は必要」といった一般的な目安は、あなたのテーマにいくつグループがあるかを見ていません。
本数は目標として置くものではなく、数えて出すものです。この記事では、その数え方と、運営者が実際に数えたときの内訳を書きます。
「まず○記事」が当てにならない理由
よく見かける数字は30本、50本、100本あたりです。数字が揃わないのは当然で、テーマによって存在するキーワードの数が違うからです。
たとえば「転職」のような広いテーマなら、意図の異なるキーワードは数百グループあります。一方、扱う範囲を絞った専門的なテーマなら、20グループで一周してしまうこともあります。前者で30本は少なすぎ、後者で100本は水増しになります。
「100記事書く」を目標にすると、90本目あたりから書くことがなくなり、狙う語のない記事が混ざり始めます。これはサイト全体にとって逆に働きます。
本数は、この順番で出す
数え方は3段階です。
1. 候補のキーワードを集める
テーマに関係する語を、サジェスト・関連・再検索といった検索画面から集めます。この段階では絞りません。数百語になります。
2. 検索されているかを確かめる
集めた語のうち、実際に検索されているものだけを残します。**思いついた言い回しの多くは、誰も検索していません。**ここで大きく減ります。
3. 意図ごとにまとめる
残った語を、検索意図が同じもの同士でまとめます。「やり方」と「方法」のように、言葉が違っても同じ結果が求められている語は1本で受けます。このグループの数が、書く記事の本数です。
まとめ方の判定はキーワードのグルーピングに手順を書きました。上位10件が重なるかどうかで決めます。
実際に数えたら、118語が10本になった
運営者がこのブログを始めるとき、上の手順を実際に回しました。内訳を書きます。
| 段階 | 語数 |
|---|---|
| 集めた候補 | 118語 |
| 検索されている形跡があった語 | 57語 |
| 意図ごとにまとめたグループ | 6つの領域・10本 |
とくに空振りが多かったのは、悩みの言い回しをそのまま語にしたものでした。「時間がかかる」「効率化したい」といった語です。実際に検索されていたのは、もっと短くて素っ気ない語のほうでした。
そして57語を意図でまとめると、独立した記事になるのは10本でした。1本あたり平均5語を受け持つ計算です。100語集めたから100本、にはなりません。
数えたあとに残る問題
グループの数が出れば、書くべき本数は決まります。ただしそのうち何本が読まれる位置に届くかは、まだ分かりません。
グループの中には、上位10件が企業サイトや公式サイトで埋まっていて、書いても届かないものが混ざっています。ここを確かめずに本数だけを目標にすると、届かない記事を数えて「20本書いた」と数えることになります。
個人ブログがどこなら入り込めるのかという話は個人ブログは検索上位に入れないのかにまとめました。検索数が小さい語の扱いは検索ボリュームが少ないキーワードは書くべきかで扱っています。
少ない本数でも足りることがある
最後にもうひとつ。本数が少ないこと自体は問題ではありません。
扱う範囲を絞ったテーマで、そのテーマのグループを一通り書き切っているなら、10本でもサイトとして完結しています。逆に、範囲を決めないまま100本書いたサイトは、何のサイトなのかが読み手にも検索エンジンにも伝わりません。
数えるべきなのは書いた本数ではなく、狙うと決めたグループのうち何本を埋めたかです。グループごとの見込みを確かめる
グループのリストができたあと、どれから書くかを決める段階が残ります。上位10件を1件ずつ開いて、自分より弱いページがあるかを見る作業です。1語あたり5分から10分かかります。
運営者が開発しているカテルキーワードは、この確認を引き受ける道具です。グループの代表語を貼り付けると、語ごとに検索結果の上位10件を取得し、あなたのサイトの強さと比べて勝算度を返します。判定に使っているのは実際の検索結果で、検索数は見ていません。
集める・絞る・選ぶという流れ全体はブログのキーワード選定のやり方にまとめてあります。
よくある質問
SEOで成果を出すには何記事必要ですか。
一律の本数はありません。必要な記事数は、あなたのテーマで狙えるキーワードのグループ数で決まります。広いテーマなら数百グループ、範囲を絞った専門的なテーマなら20グループで一周することもあります。よく見かける30本や100本という数字は、あなたのテーマにいくつグループがあるかを見ていません。
必要な記事数はどうやって数えるのですか。
3段階です。まずテーマに関係する語を検索画面から集めます。次に実際に検索されている語だけを残します。最後に検索意図が同じ語をまとめます。このグループの数が書く記事の本数です。集めた語数と書く本数は一致しません。
集めたキーワードは全部記事にするのですか。
しません。運営者がこのブログを始めるとき、候補118語のうち検索の需要が確認できたのは57語で、意図ごとにまとめると10本になりました。1本あたり平均5語を受け持つ計算です。同じ意図の語を別々の記事にすると、自分の記事同士で同じ枠を取り合うことになります。
記事数が少ないと不利ですか。
本数が少ないこと自体は問題ではありません。扱う範囲を絞ったテーマで、そのテーマのグループを一通り書き切っているなら、10本でもサイトとして完結しています。範囲を決めないまま100本書いたサイトのほうが、何のサイトなのかが伝わりにくくなります。
目標の記事数を決めて書き進めるのはよくないですか。
本数を目標に置くと、狙う語のない記事が混ざり始めます。数えるべきなのは書いた本数ではなく、狙うと決めたグループのうち何本を埋めたかです。先にグループを数えてから、その数を埋めにいく順番にしてください。
集めたキーワードリストを貼るだけで、検索上位10件とあなたのサイトを比較し、1ページ目に入れる可能性(勝算度)を◎○△×で判定します。
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