「Googleトレンドを開いてみたけれど、検索数が出てこない」「グラフの100という数字は何を意味しているんだろう」。
キーワードを調べ始めた段階で、そう感じたことはありませんか。
トレンドが返す数値の上限は100に固定されていて、これは検索数ではなく期間内で最も多かった時点を100とした相対値です。実数を期待して開くと、何を見ればいいのか分からなくなります。
しかし、これは不便な仕様ではありません。
実数を出さないかわりに、実数では見えない「増えているか」「いつ跳ねるか」が読める道具になっています。
この記事では、トレンドの基本操作と数値の読み方、そしてキーワード選定のどこで使うのかを扱います。
検索数の調べ方までは分かったが、その先で何を見ればいいか決めきれない人向けの内容です。
読み終えると、候補の語を見て「これはトレンドで確かめる語か、確かめなくていい語か」を切り分けられるようになります。まずは手元の候補から、季節性がありそうな語をひとつ選んで開いてみてください。
Googleトレンドが返すのは実数ではない
Googleトレンドは、検索キーワードの人気度の推移を見るための無料ツールです。返ってくるのは検索数の実数ではなく、期間内の最大値を100とした相対値です。
グラフの縦軸が100に達している時点は「この期間でいちばん検索された時期」を意味するだけで、それが1万回なのか100回なのかは分かりません。同じ語でも期間を変えれば100の位置が動きます。
出るものと出ないものを整理すると、次のようになります。
| 項目 | トレンドで分かるか |
|---|---|
| 検索数の実数 | 分からない |
| 期間内の相対的な推移 | 分かる |
| 複数キーワードの人気度の比較 | 分かる |
| 地域別の関心の強さ | 分かる |
| 関連して検索されている語 | 分かる |
実数が要る場面では別の道具を使います。検索数そのものの調べ方は検索ボリュームの調べ方にまとめました。
基本の使い方は2つのモードだけ
機能は多く見えますが、選定で使うのは2つです。1語の推移を見る「調べる」と、複数語を並べる「比較」だけ覚えれば足ります。
操作の手順は、以下の3ステップです。
- 語を入れる:トップの検索窓にキーワードを入力する
- 期間を決める:既定は過去12か月。季節性を見るなら5年、直近の伸びを見るなら90日に変える
- 地域を絞る:日本国内の検索を見るなら「日本」にする(既定が全世界のことがある)
比較したいときは、入力欄の横にある追加ボタンで2語目以降を足します。最大5語まで同時に並べられ、それぞれ別の色の折れ線で重なって表示されます。
ここで注意したいのは、比較で分かるのはどちらが多いかという関係だけで、差が何倍あるかを実数で語れるわけではないことです。次はその違いを、実数が出る道具と並べて確認します。
キーワードプランナーとの違いは「実数か、推移か」
同じGoogleの道具でも役割が違います。プランナーは実数の目安、トレンドは推移の形を返します。
| キーワードプランナー | Googleトレンド | |
|---|---|---|
| 返す値 | 月間平均検索数の目安 | 期間内の相対値(最大100) |
| 得意なこと | 語の大きさを比べる | 増減と季節の山を見る |
| 苦手なこと | 月平均なので季節の山が消える | 実数が分からない |
| 検索数ゼロ付近の語 | 表示されないことがある | 推移が出ないことがある |
プランナーは月平均で返すため、年に一度だけ跳ねる語も平均にならされて小さく見えます。トレンドはその山を形として見せますが、山の高さが何件なのかは教えてくれません。片方だけでは判断材料が足りないというのが、2つを分けて使う理由です。
プランナー側の詳しい使い方はキーワードプランナーの使い方でつまずく3つで扱っています。では、この2つを選定のどこで使うのかを見ていきます。
選定でどこに効くか
候補の語すべてをトレンドにかける必要はありません。効くのは2つの場面に絞られます。
季節性の確認では、期間を5年にして山の位置を見ます。毎年同じ月に跳ねていれば季節性のある語で、書くなら山の1〜2か月前に公開しておく必要があります。平均値だけを見て「思ったより小さい」と切ってしまう語が、ここで拾えます。
伸びの判定では、期間を12か月または90日にして傾きを見ます。右肩上がりの語は、いまの検索数が小さくても書く価値が出てきます。逆に右肩下がりの語は、実数が大きくても後回しにする判断があり得ます。
どちらも「その語を書くかどうか」を決めるための材料で、書き方の話ではありません。集める・選ぶ・順位を追うの役割分担はキーワード選定ツールのおすすめ構成で整理しました。
トレンドで分かることと、分からないこと
ここまでで、推移と季節性は読めるようになります。ただしトレンドを見ても「その語で自分が上位に入れるか」は分かりません。
伸びている語だと分かっても、その検索結果を強いサイトが占めていれば、書いても届きません。トレンドが答えるのは需要の形であって、競争の強さではないからです。
判断の順序としては、以下のとおりです。
- 需要の形を見る:季節性があるか、伸びているか(=トレンドの担当)
- 大きさを見る:実数としてどれくらいか(=プランナーの担当)
- 勝算を見る:上位10件が自分のサイトで越えられる相手か
運営者が開発しているカテルキーワードは、この3段目を担当する道具です。語を貼り付けると上位10件を実査し、あなたのサイトの強さと比べて勝算度を返します。需要の形と大きさは、この記事のとおりトレンドとプランナーで自分の目で確かめるのが確かです。
よくある質問
Googleトレンドで検索数は分かりますか。
分かりません。トレンドが返すのは期間内の最大値を100とした相対値で、検索数の実数ではありません。グラフが100に達している時点は「この期間でいちばん検索された時期」を意味するだけです。実数の目安が要る場合はキーワードプランナーなど別の道具を使ってください。
Googleトレンドの基本的な使い方を教えてください。
選定で使うのは2つのモードだけです。1語の推移を見る「調べる」と、複数語を並べる「比較」です。検索窓に語を入れ、期間を決め、地域を日本に絞る。この3ステップで足ります。比較は最大5語まで同時に並べられます。
キーワードプランナーとGoogleトレンドはどう違いますか。
プランナーは実数の目安、トレンドは推移の形を返します。プランナーは月平均なので年に一度だけ跳ねる語の山が消えますが、トレンドはその山を形として見せます。ただしトレンドは山の高さが何件かを教えません。片方だけでは判断材料が足りないので分けて使います。
すべてのキーワードをトレンドで調べるべきですか。
必要ありません。効くのは季節性が疑わしい語の確認と、伸びている語かどうかの判定の2場面です。それ以外は実数が出るキーワードプランナーで足ります。候補すべてにかけると手間のわりに得られる情報が増えません。
トレンドで伸びている語なら上位表示できますか。
分かりません。トレンドが答えるのは需要の形であって競争の強さではないためです。伸びている語でも検索結果を強いサイトが占めていれば届きません。需要の形を見る、大きさを見る、勝算を見る、の順で進めてください。
集めたキーワードリストを貼るだけで、検索上位10件とあなたのサイトを比較し、1ページ目に入れる可能性(勝算度)を◎○△×で判定します。
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