カテルキーワード

Ahrefsは無料でどこまで使えるか|自分のサイトは見られる、競合は見られない

ブログ運営者:三橋竜彰

「Ahrefs無料の範囲」と大書きしたアイキャッチ。右に四枚の窓枠が立ち、1枚だけ開いて中の鉢植えが見える。上下に帯が入る。

「Ahrefsは無料で使えるらしい」「登録したけれど、競合のキーワードが出てこない」。そう思って調べている方に向けた記事です。

Ahrefsが無料で提供しているツールは、2026年9月の時点で公式サイトに15種類以上並んでいます。数だけ見れば十分に足りそうに見えます。

しかし、その無料の範囲には1本のはっきりした線が引かれていて、キーワード選定の作業はその線の向こう側にあります。線を引いているのは「所有権を確認したサイトかどうか」です。

この記事では、Ahrefsの無料が2種類あること、それぞれで何ができるか、そして選定に使おうとするとどこで止まるかを、公式の記載に沿って整理します。

無料で済ませたい個人ブログの運営者を想定しています。読み終えると、Ahrefsに登録する前に「自分の目的が無料の範囲に入っているか」を判断できます。まずは、その線がどこにあるかから見ていきます。

Ahrefsの無料は2種類ある

Ahrefsの無料は、登録して自分のサイトを使うものと、登録なしで誰のサイトでも試せるものの2つに分かれます。この2つは使える範囲がまったく違うので、最初に分けて考えたほうが早いです。

公式サイトでは前者が「Ahrefs Free」として案内されています。以前は「Ahrefs ウェブマスターツール」という名前でしたが、扱えるツールを広げたうえで名称が変わりました。古い記事では旧名で書かれていることがあります。

種類対象登録
Ahrefs Free所有権を確認したサイトのみ必要(サイトの認証も必要)
単体の無料ツール誰のサイト・どの語でも不要なものが多い

条件はサービス側の判断で変わります。使う前に公式のページで現在の内容を確認してください。次は、登録して使う側から見ていきます。

Ahrefs Freeでできること

Ahrefs Freeで扱えるのは、所有権を確認したサイトだけです。公式ページには「確認済みの所有権をもつウェブサイトは無料です」と明記されています。

使えるのは3つのツールで、それぞれ月あたり・一度あたりの枠が決まっています。

  • ウェブ解析:サイトへの訪問数や流入元を見る
  • サイト監査:技術的な問題を洗い出す。プロジェクトごとに毎月5,000件のクロール枠
  • サイトエクスプローラー:自分のサイトが順位を取っている語と、受けている被リンクを見る。一度に表示できるのは1,000件まで

認証できるサイトの数に上限はありません。自分で運営しているサイトが複数あるなら、すべて登録できます。

被リンクの側をどう読むかは被リンクの調べ方にまとめてあるので、そちらを見てください。ここで押さえておきたいのは、この3つがすべて「自分のサイトを見る」ためのものだという点です。

誰でも使える無料ツールの範囲

登録や所有権の確認をしなくても使えるツールも、公式サイトに用意されています。キーワードジェネレータ、被リンクチェッカー、SERPチェッカー、キーワード難易度チェッカーなどです。

こちらは他人のサイトや任意の語でも動きます。ただし、返ってくる情報は入口の部分に絞られています。

キーワードジェネレータは、語を1つ入れると候補を100件以上返します。ここまでは無料で完結します。候補を眺めて自分が思いつかなかった言い回しを拾う用途であれば、この範囲で足ります。

一方で、その候補を絞り込む段階の情報は、ほとんどが有料側に置かれています。候補は出るが、その先が見えない、という形です。似た性格の道具としてUbersuggestの使い方も比べてみてください。

選定に使おうとすると、どこで止まるか

ここが本題です。キーワード選定で見たいのは他人のサイトなのに、無料で見られるのは自分のサイトだけ、というところで止まります。

公式のよくある質問には、有料プランとの違いがこう書かれています。ツールとデータは同じで、有料では使える枠が増え、未認証のウェブサイト=競合の分析ができるようになる、という説明です。

選定の作業を分解すると、止まる場所がはっきりします。

やりたいこと見る対象無料で足りるか
候補の語を集める語そのもの足りる
自分のサイトの現状を見る自分のサイト足りる
上位に並ぶページの強さを見る他人のサイト足りない
競合が取っている語を見る他人のサイト足りない

下2つが、書くかどうかを決める工程です。無料の範囲は選定の手前で終わり、判断そのものには届きません。これは制限が厳しいという話ではなく、無料の対象が「自分のサイト」と定義されていることの当然の帰結です。

個人ブログでは、どこまでを無料で済ませるか

結論として、Ahrefsの無料は「自分のサイトの点検」に使い、選定は別の手段を組み合わせるのが現実的です。

工程ごとに分けると、次のようになります。

  1. 集める:無料のキーワードジェネレータや他の収集ツールで候補を出す
  2. 選ぶ:上位に並ぶページを実際に見て、書けるかどうかを判断する
  3. 点検する:Ahrefs Freeで自分のサイトの状態と被リンクを見る
  4. 追う:公開後の順位を追う

1と3は無料で回せます。手が止まるのは2です。

運営者が開発しているカテルキーワードは、この2だけを担当します。集めた語を貼り付けると、語ごとに検索結果の上位10件を実際に取得し、あなたのサイトの強さと比べて勝算度を返します。見ているのは実際の検索結果で、検索数は判定に使っていません。

念のため書いておくと、この道具はキーワードを集めません。収集は別の道具の仕事で、その後ろを引き受ける役割です。

道具全体をどう組み合わせるかはキーワード選定ツールのおすすめ構成に、集めてから選ぶまでの流れはブログのキーワード選定のやり方にまとめてあります。

よくある質問

Ahrefsに無料プランはありますか。

あります。公式サイトでは「Ahrefs Free」として案内されており、所有権を確認したサイトを対象に、ウェブ解析・サイト監査・サイトエクスプローラーの3つを無料で使えます。認証できるサイトの数に上限はありません。ただし対象は自分のサイトに限られ、競合サイトの分析は有料側の機能です。条件は変わるため、現在の内容は公式のページで確認してください。

登録しなくても使える無料ツールはありますか。

あります。キーワードジェネレータ、被リンクチェッカー、SERPチェッカーなどが公式サイトに単体で公開されており、任意の語や他人のサイトでも試せます。ただし返ってくるのは入口の部分で、候補を絞り込むための詳しい情報は有料側に置かれています。

無料の範囲で競合のキーワードを調べられますか。

調べられません。公式のよくある質問に、有料のサブスクリプションでは未認証のウェブサイト、つまり競合サイトの分析も可能になると書かれています。裏を返すと、無料で分析できるのは所有権を確認した自分のサイトだけです。

Ahrefs Freeとウェブマスターツールは別のものですか。

同じものです。以前は「Ahrefs ウェブマスターツール」という名前で提供されていたものが、扱えるツールを広げたうえでAhrefs Freeに名称が変わりました。古い解説記事では旧名で書かれていることがあるので、公式のページと見比べてください。

無料で選定まで終わらせることはできますか。

候補を集めるところまでは無料で回せますが、どれを書くかの判断には上位に並ぶページを見る工程が必要で、そこは無料の範囲の外にあります。候補を集める作業と、書くかどうかを決める作業を別の道具で分担させると、無料で回せる部分と有料に頼る部分の線が引きやすくなります。

集めたキーワードリストを貼るだけで、検索上位10件とあなたのサイトを比較し、1ページ目に入れる可能性(勝算度)を◎○△×で判定します。

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