「1記事にキーワードを何個入れればいいのか」
「2つ以上狙うと共倒れすると聞いたが、本当か」。
調べると「1ページ1キーワード」という言い方と、「関連語も一緒に入れる」という言い方の両方が出てきます。どちらも正しいのに、正反対のことを言っているように読めます。
食い違って見える原因ははっきりしています。数えている対象が2つあって、混ざっているからです。
- 狙う語=その記事で上位を取りにいく語。1本につき1つ
- 拾える語=結果としてその記事が受ける語。何十個にもなる
この記事では、上限の数字が存在しない理由、狙う語を1つに絞る理由、そして同じ意図の言い換えなら何語でも1本のまま受けられることを整理します。あわせて、このサイトの27本が実際に何語ずつ持っているかも出します。
読み終えると、手元のリストを前に「この語とこの語は同じ1本でよいか」を自分で決められます。
「何個まで」に上限の数字はありません
先に結論から書きます。1記事あたりのキーワードの個数に、守るべき上限の数字はありません。
3個までとか5個までという数字が出回っていますが、その数字が守られているかを見る仕組みはありません。検索する側にあるのは「打った語に対して、どのページがいちばんよく答えているか」の判断だけです。個数は、その判断に直接は入ってきません。
だから「何個まで」という問いは、そのままでは答えの出ない形をしています。答えが出る形に直すと、こうなります。
- その1本で上位を取りにいく語を、いくつにするか
- その1本が結果として受ける語は、いくつになるか
1は自分で決める数です。2は決められない数で、書いたあとに分かります。上限があるように見えていたのは1のほうで、しかもその答えは数字ではなく「1つ」です。
狙う語を1つに絞るのは、勝ち負けが語ごとに決まるから
なぜ1つなのか。理由は単純で、上位に入れたかどうかは語ごとに決まるからです。
1本の記事で2つの語を狙うと、その記事は2回別々に判定を受けます。それ自体は問題ありません。問題は、2つの語で求められている答えが違うときに、1本の中で答えを2つ用意しないといけなくなることです。
答えを2つ入れた記事は、どちらの語から見ても「半分しか答えていない記事」になります。たとえば「キーワード 選び方」と「キーワードツール 比較」を1本で狙うとします。前者を打った人は手順を読みたい。後者を打った人は表を見て決めたい。片方を厚くすればもう片方が薄くなり、両方を厚くすれば、どちらの読者にとっても半分が要らない記事になります。
だから狙う語は1つです。この1つが、その記事の答えの向きを決めます。
同じ意図の言い換えは、何個あっても1本のまま
ここが「1ページ1キーワード」という言い方で誤解されるところです。1つに絞るのは狙う語であって、扱う語ではありません。
打ち方が違うだけで同じ答えを求めている語は、いくつあっても1本で受けられます。
| 打たれた語 | 求めている答え |
|---|---|
| キーワード選定 やり方 | 手順 |
| キーワード選定 方法 | 手順 |
| キーワード 選び方 | 手順 |
| キーワード選定 コツ | 手順 |
この4つに別々の記事を用意すると、4本が同じ答えを持つことになります。中身がほぼ同じ記事が並ぶと、どれを出せばよいかが決まらなくなり、自分の記事同士が同じ場所を取り合います。
同じ意図かどうかの見分け方は、語の見た目ではなくその語で出てくる上位の顔ぶれが重なるかで判断します。手順はまとめる語と分ける語の見分け方にまとめました。
このサイトの27本が、実際に何語ずつ持っているか
数字で見たほうが早いので、この記事を書いている時点でこのサイトにある27本を数えました。
| 値 | |
|---|---|
| 記事数 | 27本 |
| 狙う語(記事あたり) | どの記事も1つ |
| 副次語の合計 | 74語 |
| 副次語(記事あたり) | 平均2.7語・最小1語・最大6語 |
| 語の総数 | 101語 |
狙う語が2つある記事は1本もありません。一方で副次語は最大6語まで振れていて、語の数がそろっていないことが分かります。
副次語が6語ある記事(たとえば「ドメインパワー 調べ方」)は、調べ方・見方・目安といった打ち方の幅がそのまま語の数になっているだけで、答えは1つです。逆に副次語が1語しかない記事は、打ち方の幅が狭い語でした。
つまり個数は、決めるものではなく出てくるものです。1語の記事も6語の記事もあってよく、そろえにいく必要はありません。
「本文に何回入れるか」は、この工程の話ではありません
「何個まで」と検索する人のうち、かなりの割合が本文に語を何回入れるかを気にしています。出現率、詰め込みすぎ、といった言い方で出てくるものです。
これは選ぶ工程ではなく、書く工程の話です。語を何回置くか、見出しに入れるかどうかは、狙う語が決まったあとに考えることで、決め方も別の物差しになります。
選ぶ工程で決めるのは、その1本が誰の、どの問いに答えるかだけです。順番を逆にすると、たいてい途中で手が止まります。語を本文にどう置くかから考え始めると、そもそもその語で書くべきかどうかが最後まで決まらないからです。選ぶほうを先に終わらせてください。全体の流れはキーワード選定のやり方の3段階に沿っています。
リスト全体で見ると、個数は本数の問題に変わります
1本ずつ見ているうちは「何個まで」の問いですが、リスト全体を見ると同じ問いが「何本書くか」に変わります。
手元に100語あるとして、狙う語が1本につき1つなら、語を意図でまとめた束の数が、そのまま必要な本数になります。100語が10束にまとまるなら10本です。数え方は必要な記事数の出し方に、語と記事の対応の作り方はキーワードマップにまとめています。
束ができたあとも、どの束から書くかはまだ決まっていません。その順番の付け方はどの語から書くかの決め方で扱っています。
よくある質問
1記事にキーワードは何個まで入れていいですか?
上限の数字はありません。個数そのものを見る仕組みが無いためです。決めるのは「その1本で上位を取りにいく語をいくつにするか」で、その答えは1つです。結果としてその記事が受ける語は何十個になることもありますが、これは決める数ではなく、書いたあとに出てくる数です。
1ページ1キーワードは守るべきですか?
狙う語という意味なら、守る意味があります。上位に入れたかどうかは語ごとに決まるため、答えの向きが違う語を1本に入れると、どちらの語から見ても半分しか答えていない記事になります。ただし「扱う語が1つ」という意味ではありません。同じ答えを求めている言い換えは、何語あっても1本で受けられます。
2つのキーワードを1記事で狙うのはだめですか?
2つの語が同じ答えを求めているなら問題ありません。それは実質1つの意図だからです。求めている答えが違うときだけ、1本にすると無理が出ます。見分けるときは語の見た目ではなく、その語で出てくる上位の顔ぶれが重なるかどうかで判断してください。
関連キーワードは何個まで入れればいいですか?
個数の目安を決める必要はありません。このサイトの27本では、狙う語はどれも1つで、副次語は1語から6語まで振れています。打ち方の幅が広い語では自然に増え、狭い語では1語で足ります。そろえにいくと、無理に語を足すことになります。
キーワードを本文に何回入れればいいですか?
それは選ぶ工程ではなく、書く工程で決めることです。何回置くか、見出しに入れるかは、狙う語が決まったあとの判断になります。順番を逆にすると、その語で書くべきかどうかが決まらないまま手が止まりやすくなります。
まとめ
1記事あたりのキーワードの個数に、上限の数字はありません。問いを2つに割ると答えが出ます。
狙う語は1つです。上位に入れたかどうかは語ごとに決まるので、答えの向きが違う語を1本に入れると、どちらの語から見ても半分の記事になります。
拾える語は何個でもかまいません。同じ答えを求めている言い換えは、いくつあっても1本のまま受けられます。このサイトの27本でも、狙う語はどれも1つ、副次語は1語から6語まで振れていました。
個数は、決めるものではなく出てくるものです。そろえにいかず、1本ごとに「この記事は誰の、どの問いに答えるのか」だけを決めてください。
集めたキーワードリストを貼るだけで、検索上位10件とあなたのサイトを比較し、1ページ目に入れる可能性(勝算度)を◎○△×で判定します。
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