カテルキーワード

SEOのメタキーワードは必要か|Googleが使わないタグと、選定との違い

ブログ運営者:三橋竜彰 /

ほぼ黒に近い濃紺の地に、白で「SEOのメタキーワードは必要か」と大きく置いたアイキャッチ。左上に薄い青でカテゴリ名「キーワード選定の基本」、左下にサイトのドメイン、左端に明るい青の細い縦帯が入る。

「WordPressのSEO設定にキーワードを入れる欄があるけれど、ここは埋めたほうがいいのか分からない」

「meta keywords は意味がないと書いている記事と、設定は必須だと書いている記事があって、どちらが本当なのか」

「キーワードって、結局どこかに設定すれば検索に効くものなんじゃないの……」

SEOを調べ始めた人が、かなり早い段階でぶつかる疑問ではないでしょうか。

先に答えを書きます。meta keywords は、Google 検索が使っていません。Google の公式ドキュメントが、サポートされていないタグを並べた欄でそう明記しています。最初に表明されたのは2009年9月21日で、17年前のことです。

ただ、それで終わりにすると「ではキーワードはどこに書けばいいのか」が残ります。そこがこの記事の本題です。

meta keywords は、どの語で書くかを決める作業とは別の場所にあります。タグは、決め終わった語を記録する場所でしかありません。

このサイトも同じ考え方で作っています。記事の元データには狙う語を書いていますが、公開しているページには keywords のメタタグを1つも出していません(2026-09-15 に5ページで確認)。

この記事では以下の3つを解説します。

  1. Googleが使わないと明記している一次情報の場所
  2. メタディスクリプションとの混同と、どちらも順位には使われないこと
  3. タグに書く話と、狙う語を決める話が別物であること

読み終わる頃には、SEO設定のキーワード欄を埋めるかどうかを自分で判断できる材料が揃います。

meta keywordsとは、ページの語を検索エンジンに申告するタグだった

meta keywords は、HTMLのhead内に置くmetaタグの一つです。name属性に keywords を指定し、content属性にそのページの語をカンマ区切りで並べます。読者の画面には出ません。検索エンジンに対して、このページはこれらの語の話だと申告するための仕組みでした。

項目内容
置き場所HTMLのhead内
書き方metaタグのname属性に keywords、content属性に語を並べる
読者に見えるか見えない
いまのGoogleの扱い使わない(インデックス登録にもランキングにも影響しない)

仕組みとしては今でも書けますし、書いてもページが壊れることはありません。効かないだけです。

WordPressのSEOプラグインにキーワード欄が残っているのも、この歴史の名残です。欄があること自体は、いま効くことの証拠になりません。

では「使っていない」は、どこに書いてあるのでしょうか。

Googleが使わないと書いている場所は2つある

Google 自身の文書に2か所あります。1つは検索セントラルのメタタグ解説ページで、サポートされていないタグと属性を並べた欄。もう1つは2009年9月21日の公式ブログ記事です。どちらも日本語で読めます。

1つめの公式ドキュメントには、meta-keyword タグは Google 検索では使用されないため、インデックス登録やランキングにはまったく影響しませんと書かれています。同じ欄には、HTMLタグのlang属性や、nextとprevのrel属性の値も並んでいます。

2つめは、当時の検索品質チームによる記事です。表題は「Google はウェブ ランキングにキーワード メタタグを使用しません」で、本文にはGoogle のウェブ検索では keywords meta タグは完全に無視されますとあります。

上位の解説記事があまり触れていない点を1つ挙げます。この2009年の記事の冒頭に、Google が後から注記を足しています。かなり前の投稿だと断ったうえで、サポートしていないという点は現在も変わらないと明記されています。17年前の記事ですが、Google 自身が現役の説明として扱っている、ということです。

読者に見えない場所に語を置く仕組みだったからこそ、無関係な語を詰め込む場所になりました。公式ブログはその経緯まで書いています。通常の訪問者が見ることのないキーワードの詰め込まれる場所となり、頻繁に悪用されたため無視するようになった、という説明です。

ここで多いのが、もう1つのメタタグとの取り違えです。

メタディスクリプションと混同されやすい。ただし順位に使われない点は同じ

description は Google がサポートしているメタタグで、検索結果のスニペットに使われることがあります。ただしランキングには使われません。これも同じ2009年の記事にはっきり書かれています。keywords との違いは「使われる場面があるかどうか」であって、順位を動かすかどうかでは両方とも同じです。

見る点meta keywordsmeta description
Googleのサポート対象外対象
使われる場面ない検索結果のスニペットに使われることがある
ランキングへの影響ないない
書く意味ないある(読者がクリックするかに関わる)
タグに語を入れれば順位が動く、という前提そのものが、keywords でも description でも成立していません。

description を書く意味はあります。ただしそれは「検索結果に出た文章を読んだ人が、開いてくれるかどうか」の話です。順位の話ではありません。ここを混ぜると、書いたのに効かないという感想だけが残ります。

それでも、設定は必須だと書いている記事があります。

「設定は必須」と書く記事もある。割れたときの読み方

2026-09-15 に 「seo メタ キーワード」 で検索した上位9件を1件ずつ開いたところ、8件は不要という立場で、1件だけが、効果が無くても設定はしたほうがよいという立場でした。助言が割れているように見えますが、話している対象が違います。

  • 検索エンジンへの効き目の話をしているなら、答えは不要です(一次情報のとおり)
  • 自分たちの管理の話をしているなら、このページはこの語を狙っている、という記録として書く運用はありえます

記録として書くのなら、それはSEOの施策ではなく運用メモです。混ぜて考えると、やったのに効かないという結論になります。

そして記録が目的なら、HTMLに出す必要すらありません。このサイトは記事ファイルの側に狙う語を書き、公開ページには出していません。同じ目的は、公開しない場所でも果たせます。

では、その「狙う語」は、どこで決まるのでしょうか。

タグに書けるのは、選び終えた語だけ

meta keywords に語を並べる作業は、どの語で書くかが決まった後にしか発生しません。決まっていない状態で10語を並べても、その記事が答える問いは1つも決まりません。決めるのはタグの手前の工程で、それがキーワード選定です。

順番で書くと、こうなります。

  1. 候補を集める
  2. 検索結果が重なる語を束ねる
  3. 束の中から、この記事で答える語を決める
  4. 記事を書く
  5. タグに何か書くとしても、ここ

1から3までが終わっていなければ、4も5も始まりません。タグの書式で迷っている時間があるなら、3の判断に使ったほうが記事の中身が変わります。

集める・絞る・選ぶの3段階は、ブログのキーワード選定のやり方にまとめました。この記事で扱っているタグの話は、その3段階のさらに後ろにあります。

「1ページに何語まで入れてよいのか」という悩みも、実はタグの書式の問題ではありません。1本の記事で何語を受け持つかの問題で、判断の仕方は1本にまとめる語と、分ける語の見分け方にあります。タグの content 属性に10語並べても、記事が10語ぶんの問いに答えるわけではありません。

3で1語を決めるときに見るのは、語の見た目ではなく検索結果です。同じ語でも、上位に並んでいるページの種類が違えば、書くべき中身は変わります。読み取り方は検索意図の調べ方にまとめています。

運営者が開発しているカテルキーワードは、貼り付けた語ごとに検索結果の上位10件を取得して、勝算調査の結果を返します。メタタグを書き出す機能はありません。

いま、手元のブログでどう扱うか

結論は3つの場面に分かれます。SEOプラグインにキーワード欄があるなら、空のままで構いません。すでに入っているなら、消しても残しても Google 検索の扱いは変わりません。これから書き足そうとしているなら、その時間は本文と見出しに回すほうが戻りがあります。

  • 欄が空なら、そのままで構いません
  • すでに入っているなら、急いで消す作業を立てる必要はありません。インデックス登録にもランキングにも影響しないので、残っていても減点にはなりません
  • 入れ直そうとしているなら、同じ時間を見出しの言い回しに使うほうが、読者に届く形になります

まとめ

meta keywords は、Google 検索が使っていないタグです。公式ドキュメントの、サポートされていないタグを並べた欄に載っています。2009年の公式ブログにも同じことが書かれており、Google 自身が後から注記を足して、いまも変わらないと明記しています。

メタディスクリプションと混同されやすいところですが、順位に使われない点では両方とも同じです。description に書く意味があるのは、検索結果で読まれる文章だからで、順位を動かすからではありません。

そして、タグに語を並べる作業は、狙う語が決まった後にしか発生しません。決める工程はタグの手前にあります。欄を埋めるかどうかで迷った時間は、どの語で書くかを決める側に回したほうが、記事の中身が変わります。

よくある質問

メタキーワードはSEOに効果がありますか。

Google 検索には効果がありません。Google の公式ドキュメントが、サポートされていないタグと属性の欄で、meta-keyword タグはインデックス登録やランキングにまったく影響しないと明記しています。2009年9月21日の公式ブログにも、ウェブ検索では完全に無視されると書かれています。

すでに設定しているメタキーワードは削除すべきですか。

急いで消す必要はありません。Google はこのタグを無視するので、残っていても減点にはなりませんし、消しても検索での扱いは変わりません。サイトの改修予定があるときに、ついでに外す程度で足ります。

メタキーワードとメタディスクリプションは何が違いますか。

description は Google がサポートしているメタタグで、検索結果のスニペットに使われることがあります。keywords はサポートの対象外で、使われる場面がありません。ただしランキングに使われない点は両方とも同じです。description を書く意味は、検索結果で読まれる文章になるところにあります。

Google以外の検索エンジンではどうですか。

Bing の公式ブログも2014年10月4日の記事で、meta keyword タグは SEO の価値という点では終わっている、と書いています。ただしそれ以外の検索エンジンについては、公式の記載を確かめられていません。確かめられたのは Google と Bing の2つです。

ではキーワードはどこに書けばいいのですか。

タグではなく、記事のタイトル・見出し・本文です。そのうえで、より前の工程に時間を使ってください。どの語で書くかが決まっていなければ、どこに書いても記事が答える問いは決まりません。集める・絞る・選ぶの3段階が、タグの手前にあります。

集めたキーワードリストを貼るだけで、検索上位10件とあなたのサイトを比較し、1ページ目に入れる可能性(勝算度)を◎○△×で判定します。

無料ではじめる — 登録特典3クレジット